2023年2月24日に開催されたSETO OPEN FACTORY vol.4(以下、オープンファクトリー)をレポートします。
瀬戸といえば、焼きものだけではなく、どこか懐かしい商店街も魅力のひとつ。
オープンファクトリーでは焼きもののことだけではなく、瀬戸の街のことも知ることができました。
前編はこちら↓
もやいやでランチタイム
午前中の見学が終わり、お腹を空かせた一行は徒歩でせと銀座通り商店街へ。
歩きながら気になったものやお店について、オープンファクトリーの運営委員の皆さんに聞きながら歩きます。
初めて来たときは曲がりくねった商店街のアーケードに心惹かれたせと銀座通り商店街。
この日は雨がぱらついていたので、商店街は傘いらずでとてもありがたいですね。
ランチはもやいやさんでハンバーグプレート。
もちろん、うつわは瀬戸で作られたものばかり。
こちらのお店では気に入ったうつわを購入することもできます。
CONERU nendo shop & spaceで新しい陶芸体験を
ランチの後は駅方面に歩いてCONERUさんへ。
CONERUはオーブンで焼ける粘土の陶芸を提案しているお店。
店内で陶芸を体験することはもちろん、お家で楽しめる陶芸キットの販売もしています。
陶芸は専用の粘土や高温で焼ける窯も必要だから、新しく始めるには少しハードルが高いかも。
そんな人も気軽にお家で陶芸ができるのは良いですよね。
また、瀬戸は焼きものの産地として知られている街ですが、駅から徒歩で行ける範囲に陶芸体験ができる場所がほとんどありません。
そうした状況を変えるため、電車で来る観光客にも気軽に陶芸を楽しめるお店を商店街に作ったそうです。
瀬戸は全国的にも貴重な良質な粘土が採れることで知られています。
しかし、長年大量の土を産出してきたため、近い将来には枯渇してしまうかもしれないそうです。
そんな状況の中で、オーブン粘土に着目し、陶芸のイノベーションを目指しているというお話を伺うことができました。
綱具屋SETOReで商店街トークイベント
最後は商店街にある綱具屋SETOReさんへ。
綱具屋SETOReは瀬戸をはじめとしたローカルなものづくりをしている方々のうつわや雑貨、衣類などを購入できるお店。
趣ある建物の雰囲気も素敵です。
ここでは綱具屋SETOReさん、リトルフラワーコーヒーさん、CONERUさんによる商店街についてのトークイベントが開かれました。
この日見学した店舗があるせと銀座通り商店街は、近年新たなお店も増えつつあります。
かつてはシャッター街となってしまった商店街ではとても珍しいことなのだそうです。
印象的だったのが、以前から商店街でお店を営んでいる方々が、新たにお店を開きたいという方々に対してとても温かいというお話でした。
現在も商店街で出店したいという方もいるそうで、これからの発展がますます楽しみです。
アクセス
せと銀座通り商店街
尾張瀬戸駅から徒歩5分